③独学のポイントを知る

筆記試験の対策

第2種電気工事士の試験を申し込み、最初に受験するのは筆記試験です。

通常、電気や電子、無線系の資格試験では電気理論等の数学的な出題も多く出題されますが、第2種電気工事士の筆記試験では、そのような計算問題はあまり出題されません。

第2種電気工事士の筆記試験で出題される問題の殆どは、過去の試験問題から出題されるため、暗記を基本とした受験対策となります。

もちろん計算問題もあり、実際に計算をする出題数は全体の約10%です。

一方、出題問題の90%は暗記問題であり、合否のラインは60%以上の正解。ですから、わざわざ計算問題を主体に勉強しなくても、暗記問題だけをひたすら暗記するだけで、合格ラインに達してしまいます。

つまり、過去に出題された問題集(過去問集)だけを単純に繰り返し勉強することが、筆記試験の合格への最短コースとも言えます。



技能試験の対策

技能試験で出題される問題は一つですが、必ず覚えておかないと確実に不合格になるポイントがあります。

それは複線図の書き方を知らないと確実に落ちます。

複線図を書く練習を行ったノートの画像です。
著者が複線図を書く練習をしたノート。
単調だがひたすら繰り返し練習を行った。

複線図とは、実際の電気工事の配線をする際に必要になる配線図面のことですが、実際に施工する時に設計者から示される図面は単線(1本線)で書かれています。

しかし、実際の電気の配線は最低でも2本以上が必要の複線で施工します。

そのため、技能試験では実際の電気工事と同じように、単線図の問題が配られ、まずは単線図を複線図で読む事が、技能試験のスタートになります。

つまり、技能試験の流れとは、

  • 問題は単線図で出題される
  • 単線図を複線図として読み直す
  • それを元に正しい作業で完成させる

そして受験者が製作した作品に、施工ミスがないかを判定します。

つまり、これらの一連の流れが一つでも抜けると、作品が完成されない事になります。

その過程の中の単線図から複線図にすることを理解していないと、そもそも技能試験にならない(できない)のです。


技能試験の後に公開される解答例の写真です。
技能試験では単線図で指示された通りに部品を加工する


複線図が理解できないということは、電気工事士になるには致命的な欠陥です。

筆記試験では単なる暗記で合格できますが、技能試験は電気工事士の試験に合格するための、一番重要な学習ポイントです。

そのためには、複線図の書き方を覚えることが一番大切なポイントです。



総合的な対策

電気工事士の試験においての勉強の重要度は、 

技能試験筆記試験 

の順です。

その中でも、最初に必要なのは複線図の書き方です。

複線図については参考書でも十分理解可能ですが、最初は動画で見た方が理解しやすいと思います。

YouTube等で工具メーカーの受験対策動画もあるので、わからない事があれば検索する事で動画として見る事で理解は深まると思います。

また、技能試験対策の工具や練習材料の付録として、複線図の描き方や作業手順の動画(DVD等)入っているものもあるので、それらを利用するのもよいでしょう。



参考書は多少古くても使える

補足になりますが、複線図の書き方を学ぶだけなら新しい参考書ではなく、多少古い中古本でも十分です。


そのような基礎的な部分には大きな変化は無いのでは、あえて最新の参考書は必要ではありません。

それらで十分です。

まとめ

  • 学習時間のバランスは技能対策を優先
  • 筆記試験は過去問からほとんど出題される
  • 計算問題解けなくても筆記試験は合格できる
  • 技能試験では複線図書けることが必須